初めまして! Country Radio JapanのTakaです。 本ブログはモダンカントリーを中心としたカントリーソングの和訳解説、アメリカのカントリー文化を掘り下げていくようなコンテンツです。
なぜカントリー解説ブログを始めたのか。
端的に説明すると、カントリーソングを広めたかったからです。現代の日本、特に若い世代においてはそもそも「カントリー」という音楽ジャンル自体が認識されていないのが現実です。認識していたとしてもどうしても「田舎臭い」などといった負のイメージが付きまといがちです。しかし、新しいカントリーソング、所謂モダンカントリーでは、ポップス・ヒップホップ・ロックなどの音楽ジャンルと融合されたものが多く存在します。それらは非常に現代的でありながら、カントリーの特徴でもある古めかしさと共存しています。
ここで、モダンカントリーを代表するシンガーを一人紹介します。「Morgan Wallen」です。彼の打ち立てた記録を簡単に説明します。
【アルバム】『One Thing at a Time』(2023年)の空前の大ヒット
このアルバムは、2023年の音楽業界で最大の成功を収めました。
- 全米アルバムチャート(Billboard 200)で19週間の1位: これは、テイラー・スウィフトやアデルといった世界の歌姫たちに匹敵する、歴史的な大記録です。年間のおよそ4割もの期間、ジャンルを問わずアメリカで最も売れたアルバムであり続けました。
- ストリーミング時代の覇者: このアルバムは、ヒップホップやポップスの独壇場だったストリーミングの世界で、カントリーミュージックが頂点に立てることを証明しました。収録曲のほぼ全てがチャートインするという異常事態も引き起こし、「アルバム単位で音楽を聴く」という文化をストリーミング時代に復活させました。
【シングル】「Last Night」(2023年)の全米制覇
この曲は、2023年を代表する一曲となりました。
全米シングルチャート(Billboard Hot 100)で16週間の1位: これは、カントリーソングとしては史上最長の記録です。ポップス、ヒップホップ、R&Bなど、あらゆるジャンルの強豪を抑え、夏の終わりまでアメリカで最も聴かれた曲であり続けました。カントリーバーだけでなく、全米のパーティーやラジオでこの曲が流れる社会現象となりました。
いかがでしょうか。 もはや現代のアメリカの音楽シーンを語る上で避けては通れない、そんなアーティストがカントリーシンガーであるということです。しかし、カントリーソングはアメリカの文化(特に南部)に根差した歌いまわし、歌詞が非常に多く、なじみのない我々日本人には理解が難しい箇所が多く存在します。でも安心してください。Country Radio Japanがわかりやすく解説します! 次回以降の記事では曲の和訳解説、カントリーシンガーの紹介など幅広く執筆していく予定です。リクエスト等あればお気軽にコメントをどうぞ!また、筆者自身ジャンルを問わず音楽が好きですので、リクエストがあればカントリーのみならず、気まぐれですが、解説をしていこうと思います。
それでは!